こんにちは!ヒナミです^^
お隣のやが谷公園で、週末の春の嵐にも負けなかった桜が咲いています。
今日みたいにぽかぽかのいいお天気だと、あっという間に葉桜になってしまいそうですが‥
季節はどんどん移り変わってゆきますね。
今から初夏にかけての季節(梅雨を除く‥)が1年で一番わくわくするヒナミです(笑)
さて、今日始業式だった学校も多かったのではないでしょうか。
いよいよ新学年のスタート!
いいお天気でのスタートはやはりすがすがしいですが、新学年、新学期がスタートする時は、はりきって「この学年では○○を頑張る!」と目標を立てる人も多いですよね^^
受験学年に入る人は今年1年(といってもすでに正味は1年ないわけですが)粛々とやるべきことをする年になると思いますが、それ以外の学年の人に今から是非つけていてほしい力があります。
特別なことではないけれど、年々ない人が増えている気がする、その力とは‥
そうです、『読解力』です^^
家庭教師や個別指導塾という場で「先生」をしていると、どこかに苦手を抱えた生徒さんにお会いする機会がやはり増えます。
苦手を形作ってきた経緯はそれぞれですが、共通するのは
「先生、文章題苦手やねん~」
‥これです^^;
算数や数学で、文章題めっちゃ得意、でも計算は苦手というパターンもなくはないんですが、これは単なる練習不足の場合が多いのでわりと対処は簡単です(笑)
しかしこの、計算はなんとかできるけど、文章題になると‥って声は、本当によくお聞きします。
典型的な「読解力不足」です。
2010年に行われた生徒の学習到達度調査(PISA)では、だいぶ回復傾向だという結果のでた日本の15歳の読解力。
(OECD,2009)
でもそんな結果とはうらはらに、やはり「読解力不足だな~‥」と感じる生徒さんはまだまだ多いのが現実。
そして、計算力と違い、どうつけていいのかいまいち分かりにくい「読解力」。
じゃあどうやったら「読解力」ってつくのでしょう?
学年ごとに対処の仕方が違うので一概には言えない部分もありますが、まず間違いなく言えるのは、
「文章読まなきゃ読解力はつきません!!!」
‥当たり前すぎます(笑)
でも、文章題苦手さんは、やっぱりほとんどの方が読書量は少なめです。
そして一旦苦手になってしまうと、「たまには本でも読みなさい!」ってお母様方が叫んでも‥読まないです。
百歩譲って、文章題苦手さんが本を読むようになりました、と仮定します。
とてもよいことです、‥が、実は読解力は本を読むだけではなかなかあがりません。
文章題が難しく感じ始める小学校高学年くらいになると、単純に読書量だけ増やしても読解力はつきにくくなります。
少し前の調査ですが、読書量だけ増やしても読解力は頭打ちするという結果が出ているのです。
(Benesse教育研究開発センター,2008.7.2)
じゃあどうすればいいのよ!って言われてしまいそうですね^^;
読解力とは文字通り、
「読み解く力」
です。
なので、一番の近道は、国語の適切な難易度の問題集をコンスタントに解き続けること。
そして、肝心なのは、間違った問題を「なぜこういう解答になるのか」理解するまで解答を読むこと。
自分の解答がなぜ間違っているのかを理解することが、文章の正しい読み取りに必要不可欠なのです。
これができれば飛躍的に国語力、そして読解力は上がります!!
が、お分かりいただけるでしょうか、これはなかなかたやすいことではありません。
ですので、なるべく早い時期に「なるべくたくさんの本に触れ、文章に触れて、読書の楽しさのとりこになる」ことが、苦痛なく読解力をつける一番の近道‥と言えるかもしれません。
時間的余裕のあるうちに、楽しみながら読書の習慣がつき、しかも読解力までつけられれば、それは将来大きな財産になることは間違いありません。
なので、この春はぜひ、読書習慣をつけることを目標に設定してみてくださいね!
あ、嫌々やってもなかなか習慣にならないのでそこだけはご用心、です^^